うちの子5歳過ぎてもおねしょしてるけど、大丈夫?夜尿症を疑う前に気にすべき事があった!
こんにちは、ワニコです。
今回は、夜のおねしょの話です。
大体の子は、3歳から5歳くらいでおねしょをしなくなるそうです。
そう聞くと、
え、うちの子5歳過ぎてもおねしょしてるけど、大丈夫なのかな?
これってもしかして夜尿症?
と心配になるかもしれません。
実は、我が家の長男ジョージもこの春1年生になりましたが、いつかはしなくなるんだろうなぁ~、なんて呑気に考えていたら5歳を過ぎ、6歳になっても、まだおねしょしてしまう時があります…。
さすがに私も心配になり小児科の先生に相談してきました。
5歳過ぎたら夜尿症ですか?
5歳過ぎたからと言って、すぐに”夜尿症”という訳ではありませんよ。
厳密には5歳過ぎても3か月以上、月1回以上のおねしょ(夜尿)が続いた場合には夜尿症という状況と言えるそうです。
夜尿症について
- 夜尿症は5歳では6~7人に1人、10歳では20人に1人、15歳では100人に1人という頻度で生じている
- 成長につれて膀胱や脳が発達することで自然と治るケースが大半
- 親の育て方やしつけの問題ではない
おねしょには原因がある?
尿量や膀胱の大きさが大きく関係しています。
- 大量におしっこを作ってしまう
- 膀胱の容量が少ない
- 脳の発達が未熟
- 睡眠が深すぎて尿意に気づかない
等様々な原因があります。
大量におしっこを作ってしまう
睡眠中は、おしっこの生産を抑えるホルモンが働くのですが、夜尿症の子はそのホルモンが少ないため大量におしっこを作ってしまいます。
へぇ、ホルモンが関係しているんですね。
膀胱の容量が少ない
膀胱が未成熟の為、年齢相応の容量よりも少ない子もいます。又、夜尿児は睡眠中の膀胱の大きさが昼間に比べて小さいことが知られています。
昼と夜で膀胱の大きさが違うんですね…!
夜尿児は夜の尿量と膀胱の大きさのバランスが良くないそうです。
脳の発達が未熟
脳の発達が未熟な為、睡眠中の膀胱の動きをコントロールすることが出来なくて、膀胱の中に尿をためておくことができない子もいます。
脳がまだ発達段階なのですね。
赤ちゃんは溜まったら自分の意思と関係なく排尿しますよね。
それが2・3歳頃になると、我慢してトイレに行ってから自分の意思で排尿する事をだんだん覚えていきます。いわゆるトイレトレーニングですね。
昼間はちゃんとできていても、夜寝てる時のコントロールがまだできないという状態の子は、脳の発達が追い付いていないケースだそうです。
睡眠が深すぎて尿意に気づかない
夜尿症のお子さんは眠りが深く、おねしょをしていても起きる事はほとんどありません。
あ、たしかにジョージは夜おねしょしても何しても絶対起きないです!
今まで上も下もシーツやら布団も全部交換!なんて事も結構あって横でかなりバタバタドタドタしてても一度も起きたことないです。
原因はさておき、まず確認することは他にある!
原因はいろいろと考えられますが、実は…それよりも何よりも、気にして欲しいことがあるのです!
え、何でしょうか?
それは、水の飲みすぎです!
…!!
小児科の先生曰く、毎日の様におねしょする子は大体、午後15時から寝るまでの水の飲む量が多すぎる、と言うのです。
実はこれ、ジョージにも思い当たる節がかなりありました。
- 当時、幼稚園から帰宅後に水をがぶ飲みしていた
- 寝る前に一度布団に入ってから、水を飲みに行く事がルーティーン化されてしまっていた
- 違うお医者さんに、水をいっぱい飲めば喘息が治るよ、と言われたこともあり水は飲みたいなら飲むべし!な生活になっていた
生活スタイルを見直すことで改善することも
まずは、生活スタイルを見直して、やれる事からやってみましょう。
- 水分は日中(15時まで)になるべく取るようにする
- 就寝前2時間前に夕食を済ませる
- 寝る前の水分をコップ一杯程度までに抑える
- 入眠前にトイレに行かせる
他にも遅寝をさけるとか、中途覚醒をさせないということもある様ですが、
まず1番は、水の飲み方を気にしてみる事が大事なんだそうです。
今まで散々、水、水、と言っていますが、ジュースやみそ汁、スープ類も同じです。
おばあちゃんの味噌汁が大好きで何回もおかわりしていた事で、毎晩おねしょが止まらなかった、という子もいたよ。
そうなんですね…!
(あ~、心当たりがありすぎる…)
記録をとっておく
医療機関では、子どもの夜尿記録などを参考に治療を開始する場合もあります。
記録表に、数日程度の夜尿記録を記載されると診断や治療に役立ちます。
まずは、カレンダーに〇×でもいいのでつけてみましょう。
気にするお子さんもいるかもしれないので、子供には内緒で記録をつけておくといいかもしれないですね。
まとめ
ジョージのその後
夜のおねしょは、小学校入学前の子供の10%程度にみられるとされ、決して珍しいものではないそうですが、入学を目前にするとだんだんと心配になってきますよね。
ジョージもまだしちゃう時もあるのですが、年長組の秋ごろから水の飲み方を本人に意識させて過ごすようにしてきました。
しかし、これって簡単なようで実際にはなかなか大変でした。
だって、水を飲みたい衝動って、水を飲むことでしか落ち着かなくないですか?
ましてや、我が子はASD(自閉スペクトラム症)もあり、飲みたい!ってなったのを止めようものなら、飲むまで暴れ狂います。
又、ルーティーン化されてしまった、“布団に一度行ってから戻って水を飲みに行く謎習慣”にも手こずりました。
それでも数か月後、しなかった期間が少しずつ伸びてきているように感じます。
もちろん、体の成長もあっての事だと思いますが、小児科の先生に相談していなければ、具体的な水のとり方を意識する事はなかったでしょうし、今でも毎日の様にしていたかもしれないな、という気がしています。
さいごに
親もつい心配になってしまう、子どものおねしょ。
忘れてはいけないのは、子ども自身も悩んでいるという事。
まだまだ人生長いのだから親も子も焦らずに、ですね。
今回は、おねしょ問題を小児科の先生に聞いてきた話をまとめてみました。
おねしょで悩むお母さん、お父さんの参考になれば幸いです。